お知らせ

2020.11.12二四木会

二四木会 2020.11.12

★二四木会(にしきかい)とは、毎月第2、第4木曜日に行なっているチームS&Aの勉強会です★

 

《本日の内容》

  • 【自動車保険】最近の判例からみる好意同乗減額(単なる便乗・同乗型、危険承知型、危険関与・増幅型)
  • 【自動車保険】くも膜下出血に罹患した方の運転免許証

 

本日は複数人が乗った自動車やバイクでの交通事故を想定し「好意同乗減額」について、古い判例と最近の判例がどのように変化してきているかを取り上げました。

 

同乗 自損事故

(写真はイメージです)

好意同乗(または無償同乗)による減額は、まだ車の台数や他の移動手段も少なかった時代に「移動のために同乗させてもらうのは大きな利益、その利益を得ておきながら事故の際には運転者に全面的賠償を求めるのは如何なものか…」という主張が盛んになったことで定着した考え方です。

 

裁判官

(写真はイメージです)

しかし移動手段が整った現代では、同乗させてもらうことだけで大きな利益とまでは言えないはずですから、判例が変化しているのは当然といえば当然で、最近では以下のように整理されているようです。

①単なる便乗・同乗型 ⇒ 単純に車に乗せてもらっただけ。(減額無し)

②危険承知型 ⇒ 運転者の無免許、薬物乱用、飲酒など事故発生の危険が高い客観的事情が存在することを知りながらの同乗。(概ね5~20%の減額)

③危険関与増幅型 ⇒ 運転者にスピード違反を煽った場合など、同乗者自身が事故発生の危険性を増大するような状況を誘発。(概ね10~50%の減額)

 

 

まぁ、実際の案件では「どの型に当てはまるのか」そして②または③だった場合でもそれぞぞれ幅があるようですから簡単には言えませんが、それでも捕らえ方としては非常に解りやすい整理ではないでしょうか。